ホームページは必要?迷ったらまずは目的を整理しよう

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ホームページは必要?迷ったらまずは目的を整理しよう

これからホームページを作ろうと考えている方、既にホームページは持っているけど、うまく活かせていないという方。ホームページの必要性や運用方法に迷ったらまずは目的を整理してみましょう。目的がはっきりすれば、必要な施作が見えてくるはずです。

ホームページって本当に必要?

ホームページって本当に必要なの?

メーカーでWeb担当者をしていたとき、何度もそう思いました。
結構な時間をかけてランディングページを作成したり、商品の情報やレシピを更新したり、、、
「これって、費用対効果すっごく悪いんじゃないだろうか・・・というか、効果あるの?」
日々そんなことを考えてもんもんとしていた時期もありました。
正直、何を目指したら良いのかも、何から手をつけたら良いのかも分からないという状況でした。

世の中にはホームページをうまく活用して成功している企業が山ほどあるのに・・・

そう、うまく活用することさえできれば、今のご時世ホームページは大きな力になるはずなのです。

Webでの情報収集が当たり前の時代

以前は主要なメディアといえばテレビやラジオ、新聞などといったマスメディアでした。
しかしインターネットの普及により2014年ついに、Webメディアの接触時間がテレビの接触時間追い抜いたという調査結果がでました。

この調査結果について詳しくは下の記事にも記載しています。

【Web担当者必見】Webマーケティングとは?基礎知識を解説!

Webは主要なメディアとなり、Webを使った情報収集は当たり前の時代となったのです。
つまり、Webマーケティングの重要性は以前よりも高まっているはずなのです。

ホームページの果たす役割

では、ホームページの果たす役割とはどんなものなのでしょうか。
あとで考える目的にも関わってきますが、主な役割としては以下のようなものが挙げられます。

  • 信頼感を与える
  • 正しい情報を素早く発信
  • 商品や会社の認知度の向上
  • 集客など

必要性がわからなくなってしまうのは有効的な活用方法がわからないから

ホームページはさまざまな役割を果たすはずなのに、なぜホームページの必要性が分からなくなってしまうのでしょうか。
それは「有効的な活用方法がわからない」からです。
有効活用ができていないから思ったように効果をあげることができず、Web担当時代の私のようにもんもんとしてしまうのです。

有効活用できない原因の多くは目的が決まっていないこと!?

「人手が足りない」とか「ノウハウがない」とか、有効活用ができない原因はいろいろあると思いますが、実は根本的な原因は、「目的が決まっていないこと」である場合が多いのです。

よくある失敗例

よくある失敗例は次のようなパターンです。

目的を考えず、とりあえずホームページを作った

  • Webが重要な時代だし、なんとなくホームページ作ってみるか
  • 他の企業も作ってるし、うちもやってみよう!

と特に目的をはっきりと決めることなく、なんとなく必要だろうと流されるままにホームページを作ってしまいます。
もちろん、作る時にはホームページで売り上げがアップすることを夢見ています。

せっかく作ったし、更新をしてみた

せっかくホームページを作ったので次は更新をしようと考えます。
お知らせを更新してみたり、商品情報を追加してみたり・・・始めはアクセスが増えたりすると嬉しく感じるでしょう。
最悪の場合は、作るだけ作って更新も全くせず廃れていく・・・というパターンもあります。

時間だけかかって効果はそれほど現れず・・・

更新を続けても思ったように効果が現れず、ネットで探した情報を元にいろんなことを試してみたりします。
何が効果的なのかよくわからず、あれやこれやとしているうちに時間だけがかかってしまい、費用対効果はいまいち・・・という結果に陥ってしまいます。
そしてそもそも目的が決まっていないので、何をもって効果が現れたと判断するかも分からなくなってきます。

失敗の原因は目的が決まっていないこと

上記の失敗例はあくまでも一例ですが、その原因はやはり目的が決まっていないことです。
目指す方向性が決まっていないと、とりあえず思いつく施作に色々と手を出してしまいがちになります。
それでも努力を続けていれば成功する場合もありますが、ずいぶん遠回りになってしまうでしょう。

もし、先ほどの例で目的を「お問い合わせをもらうこと」と具体的に決めていたとしたらどうでしょうか。
ホームページを作る段階では、お客様をお問い合わせフォームに導きやすいような構成やライティング、導線を考えて制作してもらうことができます。
その後の更新作業でも、お問い合わせに導くことを意識したお知らせやブログを更新することが可能になるでしょう。

目的を決めることは、ホームページを有効活用するための近道になるのです。

ホームページの目的を明確にするための手順

では、実際にホームページの目的を明確にするための手順を説明します。

ホームページはビジネスを成功させる手段の一つであることであることを知る

そもそもホームページはビジネスを成功させるための手段にすぎません。
ビジネスから切り離して、ただホームページが賑わえば良いというものではないはずです。
その先に達成したいことに違いはあれど、ビジネスの成功とは基本的には売り上げがあがることになると思います。

ユーザーが商品やサービスの購買に至るまでのプロセスを意識する

売り上げをあげるためには、ユーザーに商品やサービスなどを購買してもらう必要があります。
ここで、ユーザーが商品やサービスの購買に至るまでのプロセスを考えてみましょう。

ユーザーの購買には次の5つのプロセスがあると考えられています。

  • 認知
  • 興味・関心
  • 検索
  • 行動
  • 共有

※購買プロセスについての詳しい説明は下のブログに記載しています。

【Web担当者必見】Webマーケティングとは?基礎知識を解説!

ここでいう行動とは商品やサービスの購買にあたります。
そしてその行動の前には検索がありますよね。
まずはホームページを持っていて情報を更新していることで、ユーザーが検索したときにWebから正しい情報を得ることが可能になります。
それだけでもざっくりとしたホームページの目的にはなりますが、よりビジネスにマッチした具体的な目的を考える必要があります。

ユーザーが行動を起こす前段階のプロセスこそ一番の目的

では、実際に行動に至るまでの一段階前のプロセスは何になりますか?
多くの場合、それが具体的な目的になります。
これはビジネスの種類によっても変わってくると思いますが、下記のようなものがあげられると思います。

  • お問い合わせをもらう
  • サンプル・資料請求してもらう
  • 商品の正しい詳細を伝える(購入が実店舗の場合など)

また運営するホームページがECサイトの場合は、商品の購入自体がホームページの目的になるでしょう。
行動に至るまでの一段階前のプロセスとは少し異なりますが、コーポレートサイトなどでは認知拡大もホームページの目的になり得るでしょう。
余談ですが、認知拡大の度合いについては、サイトのPV数などで計測する他、モニターを使ったアンケート調査などでもはかることができます。

他にも小さい目的があっても良い

目的を考え出すと、あれもこれも!!となってしまいませんか?
会社の雰囲気も伝えたいし、お問い合わせももらいたい、採用情報もどんどん載せたい・・・!
そういう目的、あっても良いです。やっぱりなくすのは難しいですもんね。
でも、優先順位をはっきりさせてください。
全部の目的を同様に達成しようとしても、ユーザーが困惑してしまうだけです。
あくまでもメインの目的は一つに絞って、その目的に合わせてホームページを構成し、
小さな目的がメインの目的を邪魔しないようにしましょう。

目的が明確になればあとは具体的な施作に繋げる

目的を明確にするだけではいけません。きっちりと具体的な施作に繋げて結果に繋げましょう。

ユーザーを目的に導くような構成を考える

どうしたらユーザーを目的に導けるか、構成や導線、魅力的な文章などを考えてみてください。
この段階ではユーザーの実際の動きはわからないので、推測することになります。
アクセス解析の結果や、担当者の経験などをもとにまずは推測し、実際のホームページに反映させます。
もしどんな風にするのが良いのかわからないという場合は、専門家に相談してみましょう。

効果を測定し、改善を繰り返す

ホームページに反映させたら、次はその効果を測定します。
お問い合わせの数なのか、商品ページのPV数なのか、それぞれの目的によって指標は変わりますが、具体的な数値を指標として測定しましょう。
その先は、推測と効果測定を繰り返すことで、どんどん改善していきます。

必要であればリニューアルも一つの案

現状のサイトをどうにかしても効果が得られない場合は、大幅にリニューアルするのも一つの案です。

だいぶ昔に作ったサイトなどの場合、ユーザーにとって使いにくい場合も多くなります。
例えばスマートフォンに対応していないサイトは読みづらく、せっかく興味をもってアクセスしてくれたユーザーが目的を達成せずにすぐに帰ってしまうということがあります。
それ以外にもタブレットなどのタッチデバイスが増えたことにより、以前のように情報をぎゅっと詰め込んだようなサイトは、誤った部分をタップしてしまう可能性があり好まれません。
また、以前より処理速度が早くなっており、写真を存分に使って魅力を伝えるサイトも増えました。

ホームページは必ずしも、かっこ良かったり、おしゃれであることが大事ではありませんが、ユーザーにとっての使いやすさは最も考慮すべき点であると思います。

さいごに

何から手をつけて良いかわからない・・・そんな悩みをお持ちのWeb担当者様。
目的を明確にすることで、今やるべきことがだんだんと見えてくるはずです。

それでも難しい・・・という場合は、mariwebでもサイトの更新・改善、アドバイスをすることも可能です。
もしホームページ迷子になったら、ぜひ相談してみてください。

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